GIVE&TAKE ~「与える人やっかこそ成功する時代~ アダムグラント著
ギブ&テイクとはよく聞くワードになりますね。
ギブ=与える、それによってテイク=得られる
「与えてるからもらえる」「もらったから与える」と理解している人が多いのではないでしょうか?
果たしてそうなのでしょうか?
ペンシルベニア大学最年少教授であり現在は東京都立大学の名誉教授でもあり、組織心理学者である著者「アダム・グラント」によると、同じギブでも与え方によって成功するしないが分かれるといっております。
その行動のを変えていく説明をしております。
1.まずは自分はどの性質なのか?
著書は行動原理を3っつに分けております。
①ギバー (与える人。利他的精神で動く人)
②テイカー (奪う人。利己的精神で動く人)
③マッチャー (バランス派、調整して均等に動く人)
この3っつに分かれており比率として
分布で行くと一番多いのがテイカー(56%)>ギバー(25%)>テイカー(19%)となっているとのことです。
その中で誰が成功してだれが失敗するのか、ランキング形式で行きましょう。
2.4位「搾取されるギバー」
見出しを見る限りとてつもなくかわいそうですね。
とにかく与える側になってしまいすべてを引き受けて搾取されてしまう人になります。
誰かが助かっているから、みんなが助かるからなど人のために動いており
自分が搾取されていることに気が付かないギバーです。
誰かの失敗をかぶったり、擦り付けられたりしても受け入れてしまう習性があるそうです。このタイプに当てはまると思った方要注意です!
3.3位「テイカー」
テイカー気質の人は搾取されるギバーを巧みに操り自分の利益を得ることにたけております。自分の欲望のままに動くので搾取されるギバーの実績を自分のものにしたり自分の仕事を人に押し付けたりとにかく搾取すること、利己的考えが多いので最初はうまくいきますがやはり搾取していることがやはりばれてくるとたちまち失脚します。
そこでしっかりテイカーの状況を見て制裁を入れるのがマッチャーになります。
4.2位「マッチャー」
マッチャーはずるいことをしている人を見ると黙ってられません。
なのでテイカーの行動を黙っていることができず「目には目を歯には歯を」という行動をとる習性があります。また、与えられた場合も同等のものを返す修正もあるのでギブ&テイクを忠実に行う行動原理があります
5.1位「成功するギバー」
なんと1位は4位でもあるギバーになるとのことです。
著書によるとギバーに関しては「大失敗するか大成功するか」の2極になります。
現在搾取されるギバーだった人でも大丈夫です。著書ではサブタイトルにもある「成功する与え方」とあるのでpギバーの行動を変えることにより成功するギバーになれるとも言っております。
6.成功するギバーとは?
成功するギバーとは
・達成型ギバー 助けられた実感をして自分にもメリットがある
人を助けて自分にもめるっとがあるので与えることにアクティブになれるのでとり行動的になれます。失敗するギバーは達成感がない上、自分にメリットがないので摩耗していきます。
・計画的ギバー
失敗するギバーは常に与え、常に助ける傾向が強いといわれております。そのため摩耗していくわけです。なので助けるのであれば計画的に与えるための時間を作ることが大切、年間100時間(一日2時間など)そうすることによりまとめて時間を区切り与えることを心がけましょう。
・自主的ギバー
自分がこの人を助けたくてやっている、助けたいものを選んでいる、そうすることにより与えるエネルギーが非常に強くなります。
そしてこれはやらない、としっかり断ることもできることが大事になります。
まとまると
成功ギバー「自分より困っている人を助けることにより自分にメリットがあると考えてギブする人」
失敗ギバー「断れない人」
単に与えればいいわけではなかったわけです。
6.成功するギバーになるためには
どうすれば成功ギバーになるのか、ギバーだけで固まるといっても25%しかギバーはいないのでギバーで集まるのは大変なことです。
じゃあどうしたらいいのでしょうか?著書はこう言っております。
「テイカーを排除しましょう」
テイカーがいることによりテイカーはすべて利己で動くのでギバーからのギブをすべて吸収していくためギブがネガティブなことになってしまい、ギバーがうまく機能しなくなることが起こるとのことです。そのためテイカーを見つけて排除していくことが重要になります。
7.テイカーを見つける方法
人当たりのいいギバー、人当たりの悪いテイカーこの辺りは非常にわかりやすいと思います。マッチャーはすぐ判断し警笛を鳴らしてくれます。
しかしわからないのが「人当たりのいいテイカー」になります。人当たりのいいテイカーを判別するための方法も著者は教えてくれておりそれが「レック判別」と言います。
レック判別とは例えば孔雀が求愛行動で羽を広げたりすする自分を受け入れてもらうための行動になります。
8.レック判別方法
・写真の使い方 SNSなどで自分が見栄えのいい写真を選択している。
・言葉の使い方 言葉の中で「私たちは」より「私は」といった一人称が多い。
・あなたに影響を与えた人物は?と質問すると自分より目上であったり有名であったりする人を上げる人
上記三つで判別できると著書は言っておりますのでぜひ試してみましょう。
これによりテイカーを判別して排除していくことが大事です。
まとめ 自分はギバー?テイカー?マッチャー?
どうでしたでしょうか?自分はマッチャーかも?ごめんテイカーでした。などと思っているかもしれませんが、この三つの側面は自分の中にすべてあるものと著者は言っております。
なので行動を変えていくことにより認知的不協和という考えと行動の違いが起きてそれを続けることにより後からしっかりギバー体質になり後からしっかり結果他ついてくるわけです。
自分も「この人と一緒にいたら自分にもおこぼれが」「この人は言ったことやってくれるなー」「この人は困っているから」などと思うことが多数あります。
なので自分ができないことで困っている人を助けテイカーを排除していくことが
成功ギバーへの道のりなのでしょうね?皆さんはどう思われましたか?